HSS型HSPとは、人よりも繊細で、非常に感受性が強く敏感な気質を持って生まれた人という意味の「HSP（エイチ・エス・ピー）」であり、かつ 生まれながらに高度な感覚処理感受性を持ちながら、一方で、刺激を求める人という意味で、High Sensation Seeking（ハイ・センセーション・シーキング）の略称で、「HSS（エイチ・エス・エス）」でもある人のことをHSS型HSPと呼ばれています。

この概念を提唱したアメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士によると、人口の15％～20％。5人に1人がHSPにあてはまり、その内の30％がこのHSS型HSPにあてはまるとされています。

いろいろなことに興味があって夢中になっている最中に、急に飽きたりと自分の気分のむらが激しいことに悩む人もいると思います。

内向的で静かな生活を好む本来のHSPとは違い、外交的で好奇心旺盛なのに飽きっぽく、活動的なのに疲れやすいHSS型HSP。

繊細さん（HSP）の診断で、HSPにもあてはまるけど、なんか違うような気もする？と感じていた方は、下記の診断テストをしてみて下さい。 HSS型HSPは病気ではないので、病院で診断することはできません。
HSS型HSPの気質があるかどうかのひとつの目安となります。

下記の質問に、少しでも当てはまるなら「はい」と、 まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合には「いいえ」と答えてください。

• もし安全なら、未知の新しい体験ができる薬をやってみたい。
• 会話によってはひどく退屈になる時がある。
• 行ったことのある好きな場所にもう一度行くよりも、好きにならないかもしれないけれど知らない場所の方へ行ってみたい。
• スキーやロッククライミング・サーフィンのようなスリルのあるスポーツをやってみたい。
• 長い間家にいるとイライラする。
• 何もせずにじっと待っているのは嫌い。
• 同じ映画を二度見ることはめったにない。
• あまりやったことのないことをするのが楽しい。
• もしなにかめずらしいことを目にしたら、わざわざ寄り道をしてでも確かめに行く。
• 毎日同じ人たちと一緒にいると飽きてしまう。
• 君のやることは予測がつかないと友人たちに言われる。
• 知らない場所を探検するのが好き。
• 日課はもたないようにしている。
• 強い体験を与えてくれるアートに惹きつけられる。
• 気分を高揚させてくれる物質が好き。
• 思いもつかないようなことをする友だちのほうが好きだ。
• 新しい知らない場所へ行ってみたい。
• もし旅行に行くお金があったら外国へ行きたい。
• 探検家になってみたい。
• 誰かが性的なジョークを飛ばしたり、性的なことを口にして、みんなが気まずそうに笑うような時でも、自分はそれを楽しいと感じる。

引用：High Sensation Seeking Test

診断テストの質問のうち、あなたが女性であれば、20個中11個以上当てはまれば、HSSの可能性が高いと言えます。男性であれば、20個中13個以上当てはまれば、HSSの可能性が高いと言えます。

このページでは、好奇心旺盛だけど敏感すぎる気質（HSS型HSP）の診断方法についてご紹介しました。

好奇心と警戒心、自己肯定感と自己否定感、外交的と内向的、冷静と興奮、やる気と飽き性など、なにか矛盾しているように思えますが、HSPの特徴である刺激に敏感に反応する繊細さとHSSの特徴である刺激追求欲という対照的な2つの特性を生まれもっている性質なため、自分でも感情のコントールが難しいのが特徴です。

「自分の気分で感情が変化する」「自分を認められない」「プライドが高い」「相手を見る目が厳しくなりすぎる」「やる気はあるのに、行動に移せない」「時間に追われる」「オンとオフの切り替えが苦手」「四六時中何か考えている」「やる気があるときとないときの差が激しい」など、、
このように、生きづらさを感じていたのは、生まれ持った性質によるものだということや、またその性質は環境によって変化することを知ることや、自分の感じていることが間違ったことではないと自分を受け入れることが必要です。

両極端な2つの特性をもっているため、感情のコントロールができていないと感じた時には、相手に気持ちや感情を伝えたりする前に、まず落ち着くこと。そして、自分の感情と向き合い、疲れたと感じている時はとことん休むことが大切です。

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